これら高等遊民はいわゆる
インテリの範疇にも含められ、また、それらの人々の中には当時
識字率が格段に上がった事もあり大衆娯楽の仲間入りをした
読書において、多くの人に好まれた文芸作品の作り手としての地位を持つ者もみられ、他方では欧州から流入する西欧文明を旺盛に取り入れる際のクッションとして、または日本の
粋を体現する人々としての存在価値をも認められていた。
なお、上流階級の出である以上、その経済的な余裕も当時の人々の羨望を集めた事であろう。いずれにせよ彼らは当時の大きな時代の変化の中で、その先端を行く存在であるともみなされていた。