名称の由来については、今なお不明な点が多い。伝承では、旧
琉球王国の
神話に登場する、「アマミキヨ」(アマミコ、阿麻弥姑)神に由来するとされるが、「琉球神話」や「アマミキヨ」の名称の成立は
10世紀から
13世紀の間であり、前述のように奄美が
7世紀には日本の中央にその名称と存在が知られていため、順序や年代的な誤差が生じている。また、「アマミキヨ」の名称使用自体が
沖縄本島周辺に限られており、奄美諸島では「テルクミ」の名称で伝わっている(与論島のみが例外)。これらの事を含めて、「アマミキヨ」とは奄美そのものの事であり、琉球王国の成立には奄美勢力の南下、又は奄美を経由した本土勢力が深く関っていたのではないかと指摘する研究者もいる。「アマミキヨ」降臨の地とされる「アマンデー」(奄美嶽、海見嶽)も、その立地条件や奄美諸島北部には希少な
御嶽的存在であり、それらが琉球王国の聖地とされる「
斎場御嶽」と酷似しているため、琉球領時代に持ち込まれた伝承とも言われている。