内閣総理大臣指名選挙 wikipedia|無料辞書
内閣総理大臣指名選挙(ないかくそうりだいじんしめいせんきょ)は、
国会において
内閣総理大臣を選出する選挙である。
首班指名選挙(しゅはんしめいせんきょ)または
首相指名選挙(しゅしょうしめいせんきょ)とも呼ばれる。
◆ 概説
◆方法
◇各院での手続
内閣はに基づき、
衆議院と
参議院に内閣の総辞職又は内閣総理大臣の欠缺を通知する。本会議において、当該通知を受けた旨を議長が議員に報告し、その後直ちに
[憲法第67条第1項には「他のすべての案件に先だつて」指名を行うとあるが、実際には、首班指名選挙の投票行為の前提となる必要最低限の案件(院の構成そのものに関する案件=議長・副議長の選挙、議席の指定、会期の決定、常任委員の選任、常任委員長の選挙など)はこの「他のすべての案件」には含まれない。衆議院解散・総選挙後の特別国会などそれらの案件を先に処理する必要がある場合には原則としてそれらの後に首班指名選挙が行われる。]記名投票による内閣総理大臣指名の議決を行う。有効投票総数の過半数の票を得た議員がその議院における被指名者となる。1回目の投票で有効投票総数の過半数の票を得た議員がいない場合は、上位2人による
決選投票により決する。議決は、決まり次第もう一方の議院に通知される。
得票同数により、当該上位2人に相当する者が3人以上となり決選進出の2人を選ぶ場合、あるいは決選投票で決着がつかなかった場合は、いずれも得票同数者を対象にくじ引き(抽選)により決選投票進出者又は当選者を決する。このときに使用される抽選札は、箱の中に銀紙に包まれた丸玉が2個あり、包装されている銀紙を解き、黒玉を引いた者がその議院における被指名者となる。尚、過去の国会においてこの抽選が実施された事例は1度もない。
なお、衆議院規則(第18条第4項)及び参議院規則(第20条第4項)には、各院での指名について「投票によらず動議その他の方法で指名できる」旨の規定があるが、両院とも過去この方法で指名された例はない。
◇各院での指名後
両院における指名の議決(被指名者)が同一人であるときは、その議員が内閣総理大臣となる。両院で被指名者の議決が異なった場合は、
両院協議会を開かなければならない(参議院が衆議院に請求して行われる)。両院協議会で両院の意見が一致せず、あるいは出席協議委員の3分の2以上の多数を得た被指名者がなかったときは、
衆議院の優越によって衆議院の議決が国会の議決となる。
また、衆議院議決後、国会
休会中の期間を除いて10日以内に参議院が議決をしないときは衆議院の議決が国会の議決となる(
自然指名)。事実上、衆議院議決で過半数を得る会派の候補が内閣総理大臣に選出される。により、議決は
衆議院議長が
内閣を経由して
奏上する。
◇備考
◆ 過去