平穏無事に物事が済めばよいという考え方なので、
多数決などを取るときは、多数の意見に賛成することが多い。また、
官僚制組織などでは、収益が上がらないなどの問題が発生しても倒産しない思いが根底にあり、問題解決による成果より、波風を立てたことによって問題解決を推進した人物が問題視され、ひいては処罰される傾向があるといわれる。その結果、問題が放置されやすいという問題点がある。
日本においても、空前の財政赤字や北朝鮮問題の悪化の背景には、官僚社会の事なかれ主義があると指摘する者もおり、軽視しがたい問題になっている。明治以来、大きな変革のなかった官僚組織ないし人事評価制度の制度疲労を指摘する者もいる。
直轄負担金の問題も、2009年に
大阪府知事の
橋下徹に厳しく指摘されるまで、中央官僚と地方自治体との間の、「馴れ合い」や「もたれ合い」による、事なかれ主義によって放置されてきたものであるとの見方もある。