トキ wikipedia|無料辞書
|属 = トキ属 ''
|種 = 'トキ '
|学名 = Nipponia nippon
|和名 = トキ(朱鷺、鴇)
(標準和名)、
タウ、ツキ
(古)、
ドウ
(古 / 新潟・石川などの方言)
|英名 = Crested ibis, Japanese crested ibis
-->
トキ(
朱鷺、
鴇、
?、
学名:
)は
コウノトリ目トキ科の
鳥の一種。以前は
東アジアに広く分布しており珍しくない鳥であったが、19世紀後半から20世紀前半にかけて激減した。野生では
中国の
陝西省に約500羽が生息しているほか、
2008年9月に
日本の
佐渡島において人工的に繁殖された10羽が放鳥された。飼育下では
2009年6月現在、中国に約600羽、日本に153羽、
韓国に6羽がおり人工繁殖が進められている。
学名は
(ニッポニア・ニッポン)であり、しばしば「日本を象徴する鳥」などと呼ばれるが、
国鳥ではない(日本の国鳥は
キジ)。
新潟県の「県の鳥」、
佐渡市の「市の鳥」である。
◆ 形態
体長は約76センチメートル、翼開長は約130センチメートル。朱色の皮膚が露出している顔、
トキ亜科特有の下方に湾曲した
くちばし(黒色。ただし先端は赤い)、後頭部にあるやや長めの冠羽が特徴である。全身は白っぽいが、春から夏にかけての繁殖期には首すじから黒い分泌物が出て、これを体に塗り付けるため頭から背のあたりが灰黒色になる。水浴びなどの後にその擦り付けを行うため、水浴び直後は特に濃く、ほとんど黒に近い。翼の下面は朱色がかった濃いピンク色をしており、日本ではこれを「
とき色」(朱鷺色)という。脚も頭と同様に朱色で、
虹彩は橙色。幼鳥は全身灰色で、頭部が黄色である。
サギ類が飛翔時に首を折り曲げるのに対し、トキは首を伸ばしたまま飛ぶ。また、
クロトキなどとは異なり、飛翔時に脚の先が尾羽から出ない。
雌雄ともにほぼ同形であるが、以下のような特徴から判別できるとされる。ただしこれは飼育係が経験的に用いているものであって、学術的に研究されたものではない。また、野生個体や交尾行動にない個体についても適用できるか不明である。
◆ 分布
しかし、いずれの国でも乱獲や開発によって19世紀から20世紀にかけて激減し、朝鮮半島では
1978年の
板門店、ロシアでは
1981年のウスリー川を最後に観察されておらず、日本でも
2003年に最後の日本産トキ「
キン」が死亡したことにより、生き残っているのは中国産の子孫のみとなった。