だが、現在アイヌ語を継承しているアイヌ民族の数が極めて少ないため、アイヌ語は近いうちに消滅してしまうことが懸念されている
消滅危機言語の一つとなっている。
1996年の推定では、約15,000人のアイヌの中で、アイヌ語を流暢に話せる人(Active speakers)は15人しかいなかった
。さらに別の推定では
母語話者(Native speakers)は
千島列島では既に消滅し、
樺太でもおそらく消滅していて、残る
北海道の話者も平均年齢が既に80を越え、数も10人以下となっている
。アイヌ語の消滅危惧のレベルは「おそらく消滅した言語」と「消滅の危機に厳しくさらされる言語」の間の「消滅に近い言語」となっている。
2009年、
ユネスコにより消滅の危機にある言語として、最高ランクの「極めて深刻」の区分に指定される
[「八丈語? 世界2500言語 消滅危機――「日本は8言語対象 方言も独立言語」ユネスコ」『朝日新聞』2009年2月20日付夕刊、第3版、第1面。]。